中年男性だし一人旅しようぜ

旧「非モテ系のままで生きていくブログ」から、中年男性の一人旅系のエントリを派生独立させました。中年になっても一人旅を続ける方向けの情報を発信していきます。過去記事の再掲も多いため、最新情報であることを保証はしません。一人旅派ならそのくらい自分で調べてね。

まだまだ現役!国鉄211系電車を見られる場所まとめ

近郊型電車として活躍していた113系115系の改良版として1986年に運行が開始されたのが211系である。かつてはJR東日本JR東海それぞれの近郊路線の直流区間を当たり前のように走っていたが、現在は特にJR東日本での淘汰が進んでいる。

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川口駅付近を走行する211系。この頃はまだ15両からなる長大編成だった。

211系は、113系などのMT54原動機と異なり、走行音がだいぶおとなしかった覚えがあり、正直乗っていて物足りなさすら感じる車両だった。またこの頃からJR東日本は、近郊型車両にもロングシートを採用しはじめた。昔ながらのセミクロスシート車は初期形式の0番台と1000番台のみでしかなく、僕が鉄道旅をする年齢になるころには、オールロングシートの2000番台以降しか乗った記憶がない。

東海道本線

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熱海以西の東海道本線と名古屋近郊路線の主力車両は、211系と、より新型の313系である。どちらもオールロングシートで、まったく景色が見えないのは大変おもしろくない。青春18きっパーの猛者どもが、静岡区間が苦痛であるというのも無理からぬことだ。

東京方面から名古屋へ向かう場合、豊橋までたどり着けば、313系転換クロスシート車の新快速に乗ることができるので一気に快適になるのだが、熱海から豊橋がそもそも大変遠い。

JR東海「速くて便利な新幹線をご利用ください。」

信越本線東北本線両毛線

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群馬方の信越本線(高崎~横川間)、東北本線の宇都宮以北の直流区間(宇都宮~黒磯間) 、あとは両毛線の全線の普通列車として、211系が運行されている。 かつて高崎地区や宇都宮地区が115系の楽園であったように、現在では短編成化された数多くの211系が、のんびりと余生を送っている。

中央本線

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立川~松本間では、115系を置き換えて主力車両として活躍している。しかしロングシート車が多く、風光明媚な中央本線の車窓を楽しむには不適である。

内房線外房線

全線で、かつて京浜東北線で運用されていた走ルンです209系とともに、普通列車の主力車両として使用されている。かつてはこの区間は横須賀色の115系が使用されていたが、高崎線宇都宮線へのE231系及びE233系投入により余剰となった211系に置き換えられた。

211系はJR東日本JR東海に多く残存している。JR東海の211系はしばらく置き換えられることはないだろう。なぜなら211系を置き換えるには、熱海以西の東海道線全線で運用される相当数の211系の代替車両を準備しなければならないからだ。

しかしJR東日本の211系については、僕には気になっていることがある。それは、今後横須賀線総武快速線に投入されるE235系の存在だ。今後何年かでE235系は、現在横須賀線などの主力として運用されているE217系を置き換える。余剰となったE217系の行き先は、おそらく内房線外房線、あるいは高崎線両毛線東北本線宇都宮駅以北の直流区間で、最終的に211系を置き換えるのではあるまいか。

trafficnews.jp

というようなことを考えていたら、今後内房線外房線にはE131系という新型車両を配備すると発表されていた。ワンマン運転可能な2両編成12本を製造し、投入線区は鹿島線内房線の木更津以南、外房線の上総一ノ宮以南とのことである。たしかにこの区間で209系や211系の4両~6両編成は輸送力過剰の感があり、より旅客需要に合わせたということなのだろう。

だとすると結局、E217系の行き先はどこだろう?日光線や相模線、仙石線あたりの、直流区間で残存する205系の置き換えだろうか。それはそれで気になるところだ。 211系が引退するのは今すぐの話ではないとはいえ、E217系の動向などには注意しておいたほうがいいのかもしれない。

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